債務整理などで信用情報に傷がつくと、クレジットカードの作成が難しくなりますが、ブラックリストに登録されている方でも申し込めるクレジットカードがあります。本記事では、ブラックリストに入っていても作れるクレジットカードの種類やメリット、注意点を解説します。債務整理後にクレジットカードを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ブラックでもOKのクレジットカードはある?
一般的に、債務整理や延滞によって信用情報がブラックリストに登録されると、クレジットカードの審査に通るのは難しくなります。しかし、以下のような「信用情報が重視されにくい」クレジットカードであれば、ブラックの方でも作成できる可能性があります。
- デポジット型クレジットカード
デポジット型は、事前に保証金を預けることで利用できるクレジットカードです。保証金が限度額として設定され、通常のクレジットカードと同じようにショッピングやキャッシングが可能ですが、保証金を預け入れるため審査が緩和される傾向があります。 - ライフライン・ハウスカード系のクレジットカード
一部のガソリン会社や公共料金の支払い専用のハウスカードも、利用範囲は限定されますが、ブラックの方でも比較的作りやすいです。これらのカードは通常のショッピングでは使えませんが、信用情報に対する審査が緩いため、信用が回復するまでの代替手段として役立ちます。 - プリペイド型カード(デビットカード)
クレジットカードではありませんが、事前に入金した範囲で利用できるプリペイド型カードやデビットカードも便利です。こちらは信用情報を必要とせず、審査が不要で即日発行が可能です。ネットショッピングや日常の買い物で使えるため、クレジットカードに代わる決済手段として利用できます。
このようなクレジットカードや代替手段を活用すれば、信用情報に問題があってもキャッシュレス生活を始められます。
クレジットカード(英: Credit card[1])とは、商品を購入する際の後払い決済(支払)をする手段のひとつ。または、契約者の(会員)番号、姓名、有効期限、その他が記載・記録されたカードである。顧客のクレジット(信用)により後払いが可能な手段である。
引用:クレジットカード – Wikipedia
ブラックでもOKのクレジットカードのメリット
ブラックリストに載っている方が利用できるクレジットカードには、キャッシュレス決済を便利にするさまざまなメリットがあります。以下で主なメリットを見ていきましょう。
キャッシュレス生活が送れる
クレジットカードやプリペイドカードを持てば、現金を持ち歩かなくても支払いができます。特にネットショッピングや公共料金の支払いではカード払いが一般的であるため、キャッシュレスでの支払いが可能になるのは大きな利点です。デポジット型やハウスカードも、利用範囲に応じて便利に使えます。
信用を回復する手段になる
デポジット型クレジットカードやライフライン系カードは、定期的に使って返済をきちんと行うことで、徐々に信用情報を回復する手助けにもなります。特にデポジット型のカードは、決済を適切に管理し、信用情報の改善を目指すためのスタートとして役立ちます。
即日発行が可能な場合もある
プリペイド型カードや一部のデビットカードは、審査が不要なため、即日発行や即時利用が可能です。申込みから短時間で利用できることから、急な支払いが必要な場合にも便利です。店舗で申し込んでその場で発行されることも多いため、スピーディーにカードが必要な方にとっては大きなメリットです。
利用額を自己管理しやすい
デポジット型やプリペイド型カードは、入金した金額がそのまま利用限度額として設定されるため、使いすぎを防ぐことができます。残高を管理しやすいことから、収入の範囲で計画的な支出が可能になり、債務整理後の金銭管理のリハビリとしても有効です。
【重要】デポジット型カードなら「信用回復(クレヒス修行)」ができる!
よくある誤解ですが、デビットカードやプリペイドカードを使っても、個人の信用情報(クレジットヒストリー)は回復しません。なぜなら、それらは信用情報機関に登録されないからです。
しかし、「Nexus Card」や「ライフカード(デポジット型)」は違います。
これらは通常のクレジットカードと同じ扱いになるため、毎月の支払い状況が信用情報機関(CIC)に「$(入金済み)」マークとして記録されます。
ブラックリスト(異動情報)が消えるまでの5年〜10年の間、何も履歴がない(スーパーホワイト)状態よりも、デポジット型カードでコツコツと「$」マークを積み重ねておくことで、喪明け後に住宅ローンや一般カードの審査に通りやすくなります。これを「クレヒス修行」と呼びます。
ブラックでもOKのクレジットカードの注意点
ブラックリストに載っていても利用可能なカードは便利ですが、利用にあたっては注意すべき点もあります。以下で確認しておきましょう。
保証金やデポジットが必要
デポジット型クレジットカードは、あらかじめ保証金を預け入れる必要があります。保証金は利用限度額に相当するため、初期費用が必要です。手軽に申し込める反面、一定の金額を用意しなければならず、資金的に余裕がない場合には難しい場合もあるので、利用前に検討が必要です。
利用範囲が制限される場合がある
ハウスカードやライフライン系カードは、ガソリン代や公共料金の支払いなど、利用範囲が特定のサービスに限定されることが多いです。日常の買い物やネットショッピングで使用することはできない場合もあるため、利用範囲を事前に確認することが重要です。
手数料や発行費用がかかる場合がある
デポジット型カードや一部のプリペイド型カードには、発行手数料や年会費がかかることがあります。通常のクレジットカードに比べてコストがかかる場合が多いため、ランニングコストも踏まえて検討することが大切です。また、入金した残高を引き出す際に手数料が発生することもあります。
ブラックでもOKのクレジットカードで悩みを解決
ブラックリストに登録されていても利用できるクレジットカードをうまく活用すれば、日常の悩みやキャッシュレス決済の不便さを解消できます。以下のポイントを参考に、安心して活用できる環境を整えましょう。
保証金を準備してデポジット型カードを申し込む
デポジット型カードは保証金が必要ですが、申し込めば利用限度額を設定でき、通常のクレジットカードと同様に利用できます。事前に保証金を用意し、収入に応じた利用範囲を決めることで、無理のない利用が可能です。必要最低限の利用からスタートし、少しずつ信用情報を改善していくための第一歩になります。
プリペイド型やデビットカードで日常の支払いをカバー
日常の買い物やネットショッピングには、プリペイド型やデビットカードを活用することで、手軽にキャッシュレス生活を送れます。事前入金で利用額が自己管理しやすいため、生活費の管理にも役立ち、無駄遣いを防ぐことが可能です。
即日発行のカードで急な出費に対応
即日発行が可能なプリペイドカードやデビットカードは、急な出費や予定外の支出にも対応できるため便利です。コンビニなどでチャージも手軽に行えるため、スピーディーな対応が求められる際にも安心して利用できます。
計画的な利用で、信用を回復していく
債務整理後は、無理のない範囲で計画的な利用を心がけましょう。毎月の支出を確認し、利用金額を抑えることで、徐々に信用を回復していくことができます。数年後には、通常のクレジットカードの審査に通る可能性も出てくるため、計画的な利用を継続して信用改善に努めましょう。
【厳選】ブラックでも審査に通る可能性が高いクレジットカード3選
「ブラックリストだから全部ダメ」ではありません。審査基準が一般のカードとは異なる「独自の基準」を持つカードが3つだけ存在します。
1. ACマスターカード(アコム)
- ジャンル: 消費者金融系クレジットカード
- なぜ通る?: 一般的なカード会社は「過去の信用情報」を重視しますが、アコムは「現在の返済能力」を最重視します。過去に金融事故があっても、現在安定した収入があれば発行される可能性が高いです。
- 特徴: 即日発行が可能(自動契約機むじんくんで受取)。リボ払い専用カードですが、一括払い設定も可能です。
- 公式サイト: https://www.acom.co.jp/lineup/credit/
2. Nexus Card(ネクサスカード)
- ジャンル: デポジット型クレジットカード
- なぜ通る?: 事前にデポジット(保証金/最低5万円)を預けることで、それが担保となり信用を補完します。
- 最大のメリット: CICに利用履歴が記録されます。 つまり、このカードを使って毎月延滞なく支払うことで、傷ついた信用情報を「ホワイト」に近づける(クレヒス修行)ことができます。
- 公式サイト: https://www.nexuscard.co.jp/
3. ライフカード(デポジット型)
- ジャンル: デポジット型クレジットカード
- なぜ通る?: Nexus Card同様、保証金を預けることで審査のハードルを下げています。過去に延滞がある方専用に作られたといっても過言ではないカードです。
- 特徴: 年会費は高めですが、弁護士のお墨付きがあるほど「再生のためのカード」として有名です。ETCカードも発行可能です。
- 公式サイト: https://www.lifecard.co.jp/lp/lifecard-dp/
「楽天カード」や「PayPayカード」はブラックでも通るのか?
ネット上では「楽天カードは審査が甘い」「ブラックでも通った」という噂がありますが、これは半分正解で半分間違いです。
- 正解: アルバイトや主婦でも通りやすい(属性の間口が広い)。
- 間違い: 信用情報(CIC)の傷には非常に厳しい。
楽天カードは審査がシステム化されており、信用情報に「異動(ブラック)」の文字があるだけで、AIが瞬時に「否決」の判断を下す傾向があります(通称:瞬殺)。
ブラックリスト入りしている期間中は、楽天カードやPayPayカードなどの一般カードへの申し込みは避け、前述の「ACマスターカード」や「デポジット型」に絞るのが賢明です。手当たり次第に申し込むと「申し込みブラック」になり、さらに状況が悪化します。
ブラック向けクレジットカードに関するよくある質問(FAQ)
- Q「審査なし」のクレジットカードはありますか?
- A
ありません。クレジットカードは「後払い=信用取引」である以上、法律で審査が義務付けられています。「審査なし」を謳う業者は闇金の可能性が高いため注意してください。審査なしが良い場合は「デビットカード」を選びましょう。
- Q家族カードならブラックでも持てますか?
- A
持てます。家族カードの審査対象は「本会員(親や配偶者)」であり、家族会員(あなた)の信用情報はチェックされません。ご家族にお願いできる場合は、これが最も確実な方法です。
- Q現在進行形で延滞中ですが、カードは作れますか?
- A
残念ながら、現在他社の支払いを延滞している最中(未払いがある状態)では、消費者金融系のACマスターカードであっても審査通過は絶望的です。まずは延滞を解消することが最優先です。
まとめ
ブラックリストに登録されていても利用可能なクレジットカードや代替手段を利用することで、キャッシュレス決済を快適に行うことができます。ブラックOKのクレジットカードのメリットとして、審査が不要でキャッシュレス生活が送れることや、即日発行が可能なこと、信用回復に向けて活用できる点が挙げられます。一方、保証金が必要だったり、利用範囲に制限があったりと注意点もあります。
これらのカードを計画的に利用することで、信用情報を少しずつ改善し、再び通常のクレジットカードを持てる日を目指しましょう。



